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日程:6月24日(火)研究会、25日(水)見学会
場所:分子科学研究所 極端紫外光研究施設(UVSOR) ・ 愛知県岡崎市
放射光施設である、分子科学研究所 極端紫外光研究施設(UVSOR)、では次世代に向けてどのようなビームラインを作ってい行くかをテーマに会議を開きます。
利用者のみならず、これから使おうとする方、興味のある方の見学、聴講、行いたい研究のご発表を大歓迎しておりますので、ご案内申し上げます。
申し込み:
https://forms.gle/pDwPf4knvHKXvsJ9A
詳細web:
https://yoshikawa-lab.imr.tohoku.ac.jp/personal/kurosawa/UVSORmeeting/
発表申し込み期日: 6/10でしたが15日ごろに変更予定
参加申し込み期日 :6/20
なお、使用言語は日本語OK,スライド等は英語でお願い申し上げます。
お手数ですが、よろしくお願い申し上げます。
2025年第1回医療放射線技術研究会を、7月12日(土)に開催いたします。
https://radiation.jsap.or.jp/medical-radiation
今回は「放射線治療と免疫効果、治療効果画像解析技術」がテーマです。
【主催】
・応用物理学会放射線分科会
・次世代のがんプロフェッショナル養成プラン(がんプロ)
「地域に生き未来に繋ぐ高度がん医療人の養成」(大阪大学拠点代表)
医学物理士認定機構の業績評価点の対象(コードF2単位数3)として
例年認定を頂いており、今回も申請中です。(現地参加者のみ)
【開催日】2025年7月12日(土)12:00 – 16:15
【開催形態】現地&オンラインのハイブリッド開催
※質疑は現地優先。オンラインはチャットでのみ質問可(予定)
【現地会場】大阪大学中之島センター セミナー室7A&B(ハイブリッド開催予定)
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3-53
https://www.onc.osaka-u.ac.jp/access/
【参加費】無料
【定 員】現地参加-80名程度(予定)
【申 込】必要
● 締切:2025年06月23日(月)正午
● 申込フォーム: https://forms.gle/XsbiV3Bq4UUsUctg8
完了後、確認メールが記入したメールアドレスに届きます。
お問合せ先: 東京都立大学 松本:matsumoto.shinnosuke●tmu.ac.jp
& 大阪大学 勝木: skatsuki●sahs.med.osaka-u.ac.jp
(メールを送信される場合は●を@に変換してください)
応用物理学会放射線分科会が主催いたします次世代放射線シンポジウム(放射線夏の学校)は,今年で37回目の実施となります.若手の研究者の育成を目的に,放射線・放射能計測の基礎的な話から応用分野まで幅広くご講演いただくほか,若手研究者による発表が行われます.
「放射線計測基礎技術の温故知新から量子・医学応用へ」
今年は由比ヶ浜の穏やかな雰囲気の中で,放射線計測基礎技術の歴史を振り返り,量子技術や医学応用との関わりから放射線技術の未来を展望することをテーマとしております. なお,初日は日本医学物理学会との共催として実施し,病院見学・医学応用の講演を予定しています.
皆様お誘い合わせの上,奮って現地参加をよろしくお願い致します.
日時:2025年8月11日(月)~13日(水)
会場:KKR鎌倉わかみや
https://www.kamakurawakamiya.jp/
参加申込:締切 2025年6月30日(定員80名程度になり次第、締め切ります)
詳しくは下記を御覧ください.
次世代放射線シンポジウム2025webページ
主催:公益社団法人 応用物理学会 放射線分科会
共催:一般社団法人 日本原子力学会 放射線工学部会
公益社団法人 日本医学物理学会
協力:公益社団法人 日本アイソトープ協会 若手ユーザ活性化専門委員会
後援:一般財団法人 総合研究奨励会「放射線科学とその応用」研究会
- 審査過程
審査委員長及び審査委員3名の放射線賞審査委員会(以下、審査委員会という)を組織し、放射線賞候補者3名及び放射線奨励賞候補者2名の申請内容や業績等について、厳正に審査いただき、本質性、独創性・新規性、学会発表・分科会活動への貢献度の3つの観点から採点頂きました。審査委員長は、その採点結果を集計するとともに、4月23日に審査委員長と上記3名の審査委員会を開催し、合議による候補者の選考を行い、幹事長に以下の結果報告を行った。 - 審査結果
放射線賞の候補者3名のうち、1名については、評価が低いあるいは学術的に評価可能なデータが提示されていないため、候補者から除外し、2名についての精査を行った。最終結果として、候補者自身の分科会への貢献がもっとよく見えてしかるべきであるなどの意見が複数あり、2名についても受賞候補とするまでには至らなかった。
放射線奨励賞の候補者は2名であり、3名の審査委員の各評価項目を総合し、3項目の平均点が上位の1名の候補者についての精査を行った。結果として、候補者本人の寄与を明確に示すためにも、本人からの発表が積極的に行われるべきとの意見があり、今回は、受賞は見送ることとした。一方、放射線計測において重要な技術的な貢献を示しているため、今後、受賞の可能性は十分あると考えられ、分科会における積極的な発表を期待したい。
放射線賞 該当者なし
放射線奨励賞 該当者なし
放射線分科会幹事長
豊川秀訓
時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、このたび、世界最大の放射線計測関連の国際会議として知られております、IEEE Nuclear Science Symposium/ Medical Imaging Conference/ Room Temperature Detector Conferenceを本年11月1日~8日に、日本で初めて、パシフィコ横浜において開催することとなりました。
例年1000名以上が参加する世界最新の情報が集まる会議でございますので、放射線分科会会員の皆様におかれましては、ぜひご参加いただき、また、積極的に論文発表をお考えいただければ誠に幸いでございます。発表演題アブストラクトの応募締切も5月8日(木)と迫ってまいりましたのでご案内させていただいております。どうかよろしくお願い申し上げます。
2025 IEEE Nuclear Science Symposium, Medical Imaging Conference, Room Temperature Detector Conference
General Chair, 東京大学大学院工学系研究科 高橋浩之
国内委員会一同
記
☆世界最大の放射線計測国際会議 IEEE NIS/MIC/RTSD 本年11月パシフィコ横浜にて日本初開催 演題申込締切は5月8日(木) ☆
世界最大の放射線計測関連の国際会議であるIEEE Nuclear Science Symposium、Medical Imaging Conference、Room Temperature Detector Conferenceが、本年11月1日から8日まで、日本で初めてパシフィコ横浜において開催されます。例年、1000名以上が参加し、世界最新情報が発表される会議です。ぜひ、日本開催のこの機会に積極的に論文投稿をご検討いただき、ご参加ください。
会議名: IEEE Nuclear Science Symposium/ Medical Imaging Conference/ Room Temperature Detector Conference
略称: IEEE NIS/MIC/RTSD
会期: 2025年11月1日~8日 会場: パシフィコ横浜ノース
演題申込締切: 2025年5月8日(木)
1. 開催日時:令和7年5月23日(金)13時30分から
2. 開催場所:京都大学東京オフィス 東京都千代田区丸の内1-5-1
新丸の内ビルディング10階
3. 主催:一般財団法人 総合研究奨励会「放射線科学とその応用」研究会
共催:国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 廃炉環境国際共同研究センター
4. 講演スケジュール
・開会のあいさつ
佐藤 優樹(JAEA)13:30-13:40
・3号機のシールドプラグトップカバー下面の137Cs汚染密度-測定に基づく推定
平山 英夫(原子力規制庁)13:40-14:20
・2号機のシールドプラグトップカバー下面の137Cs汚染密度-測定に基づく推定
林 克己(原子力規制庁)14:20-15:00
・福島第一原子力発電所廃炉のための放射線計測の皮算用-ガンマ線と中性子の測定法提案
神野 郁夫(JAEA/元・京都大学)15:00-15:40
・ミクロな視点でとらえる放射性セシウムの環境動態
萩原 大樹(JAEA)16:00-16:40
・ダイヤモンド中性子検出器と耐放射線性ASICを組み合わせた臨界近接監視モニタの開発
金子 純一(北海道大学)16:40-17:20
・閉会のあいさつ
高橋 浩之(東京大学)17:20-17:30
5. 過去のフォーラムについて:https://clads.jaea.go.jp/jp/hrd/rmf.html
6. 意見交換会:フォーラム終了後に開催(会費5000円程度)
7. 参加申し込み:下記問合せ先までメールにて申し込みください。
意見交換会への参加の有無もご連絡ください。
JAEA廃炉環境国際共同研究センター 寺阪(terasaka.yuta@jaea.go.jp)
【締切】令和7年5月16日
第12回放射線安全と計測技術に関する国際会議 (ISORD-12) が
2025年6月30~7月3日に東京大学(東京都文京区)において開催されます。
ISORD-12では、放射線安全に関わる最先端の放射線計測技術や線量評価方法について、
当該分野の研究者・技術者による多くの研究発表が行われます。
アブストラクトの提出〆切は本年4月14日、早期参加登録の〆切は5月15日です。
その他詳細につきましては同会議のウェブサイトをご覧ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご不明な点がございましたら、下記までお問合せください。
ISORD-12現地実行委員会 事務局
Email: secretariat@isord-12.org
応用物理学会北陸・信越支部からの依頼で、応用物理学会主催国際会議EM-NANO2025の御案内をお送りします。
日程:2025年6月11日(水)~14日(土) (11日は10周年記念行事とWelcome
Party)
場所:アオッサ(JR福井駅前)
詳細:https://em-nano2025.jp/
(基調講演、招待講演等も御確認頂けます)
放射線分科会会員の皆様には積極的な御投稿、御参加をお願いする次第です。
投稿締切は3月30日(日)まで延長します。
宜しくお願い致します。
EGS5-Geant4-PHITS合同研究会を5/15(木)-5/16(金)に高エネルギー加速器研究機構にて開催します。医学利用、検出器シミュレーション、加速器設計、放射線遮へい、保健物理、宇宙・エネルギー開発をはじめ、基礎評価から応用研究にいたるまで、あらゆる分野でEGS5, Geant4, PHITSを用いた放射線シミュレーションに関する講演を募集します。本研究会は、異なる研究分野間や各種コード間、さらには開発者とユーザー間に存在する垣根を超えた、横断的な交流の場を提供することを目指しています。講演および研究会参加の申込みを以下のように受け付けます。奮ってご参加下さい。
「第2回EGS5-Geant4-PHITS合同研究会」
・日時:5/15(木), 5/16(金)
・場所:高エネルギー加速器研究機構 研究本館小林ホール
・参加費:無料
・締切:要旨 4/9(水)、参加登録 4/30(水)
・登録方法:参加登録フォームにて氏名所属等を入力
https://forms.gle/u5r9BbKVEXuVAbpv7
・講演(口頭発表のみ)希望の方は発表題目、著者、所属、要旨(500字以内程度)を投稿フォームより別途提出して下さい。
https://forms.gle/zoLCwSmsxRPQtE8t6
・予定プログラム: 5/15(木) 9:00 – 18:00 一般講演、懇親会
5/16(金) 9:00 – 15:00 一般講演、パネルディスカッション
・研究会の成果として講演スライド集を発行予定です
・懇親会(任意) : 5/15(木) 夕刻。BBQを行います。会費: 3000円程度を予定
・問い合わせと申込みトラブル時の連絡先:
高エネルギー加速器研究機構・放射線科学センター 岩瀬 広 (下記連絡先)
hiwase#post.kek.jp (#を@に置きかえて下さい)
- 運営:
前畑京介先生追悼研究会 量子計測技術研究会 - 主催:
「放射線科学とその応用」研究会
応用物理学会放射線分科会 - 日時:3月7日(金)
追悼研究会 14:00~18:00
意見交換会 18:00~20:00 - 場所:
追悼研究会 TKPエルガーラホール 中ホール
意見交換会 TKPガーデンシティPREMIUM天神スカイホール
https://www.elgalahall.jp/ - 参加費:
研究会:無料
懇親会費:6,000円 - 参加方法
下記より、お申し込みくださいませ。
https://forms.gle/Xc3wgkTNHPfH59Je8 - 登録締切:2025年1月31日(金)
定員:150名(定員に達し次第、参加登録を打ち切る場合がございます) - 研究会web
https://meteor.nucl.kyushu-u.ac.jp/k-watanabe/post/2025_maehata/
2024年度第2回医療放射線技術研究会を、1月11日(土)に下記の通り開催いたします。
https://drive.google.com/file/d/1Kw9v4RaogprmIr-QusJ11rbkgh51WypJ/view?usp=sharing
今回のテーマは、「核医学治療への応用物理学的アプローチ」です。
ご参加いただければ幸いです。
本企画は、以下の共催企画です。
・応用物理学会放射線分科会
・東京都立大学大学院人間健康科学研究科放射線科学域医学物理士コース
医学物理士認定機構の業績評価点の対象(コードF2単位数3)として
出席証明書を例年発行しており、今回も発行予定です。(申請中)
【開催日】2025年1月11日(土)12:30 – 17:20
【開催形態】現地開催のみ
【現地会場】東京都立大学荒川キャンパス 大視聴覚室
〒116-0012 東京都荒川区東尾久7丁目2-10
【参加費】無料
【定 員】100名程度(予定)
【申 込】必要
● 締切:2025年1月7日(火)正午
● 申込フォーム: https://forms.gle/SvM2Na5x6e87nxJo9
完了後、確認メールが記入したメールアドレスに届きます。
お問合せ先: 松本:matsumoto.shinnosuke●tmu.ac.jp
& 田久:takyu.soudai●qst.go.jp
(メールを送信される場合は●を@に変換してください)
【世話人】
● 眞正浄光(東京都立大学),歳藤利行(名古屋市立大学),
田久創大(QST量医研),松本真之介(東京都立大学)
【プログラム概要】
講演1: 核医学治療の変遷と未来:基礎から臨床応用までの歩みと展望
名古屋大学 西井 龍一 先生
講演2: 標的α線治療の現状
大阪大学 渡部 直史 先生
講演3: α線イメージングによるDosimetry
福島県立医科大学 右近 直之 先生
講演4: RI内用薬の人体内直接撮像によるラジオセラノスティクスの研究(仮)
北里大学・京都大学 谷森 達 先生
講演5: 個別化治療に向けた治療用核種の測定法開発
名古屋大学 中西 恒平 先生
「次世代PET研究会2025」開催のご案内
「次世代PET研究会2025」
後援:放射線分科会(予定)
2025年1月25日(土)14:00-17:00
(17:00-18:30 ポスター発表・機器展示を兼ねた意見交換会あり)
・ベルサール八重洲 3F 会議室Room 4+5
・参加費無料 (要事前登録。意見交換会は会費制)
https://www.qst.go.jp/site/iqms/event250125.html
[特別講演]
アカデミアの研究成果の社会実装に向けた産学連携とその戦略
~シンチレータや機能性結晶を例に~
吉川 彰 東北大学金属材料研究所教授
核医学への多様なニーズやそれに応える物理工学・画像工学研究について議論します。
試作装置の展示も予定しています。
多くのみなさまのご参加をお待ち申し上げます。
事務局:QSTイメージング物理研究グループ/核医学診断・治療研究グループ
jpet@qst.go.jp
2024年秋季学術講演会放射線分科会学生講演賞・学生ポスター賞の選考結果
2024年秋季学術講演会放射線分科会学生講演賞、学生ポスター賞の選考委員会を2024年10月25日にオンラインで開催し、それぞれ9件のエントリーから以下の通り受賞者を決定しましたのでご報告申し上げます。
学生講演 最優秀賞(1件)
受賞者: 供田 崇弘 (金沢大学)
受賞対象: [17a-D62-5] 肝疾患評価を目指したフォトンカウンティングCTによる脂肪肝ラットの生体外イメージング
〇供田 崇弘1、有元 誠1、佐藤 大地2、Fitri Lucyana1、伊藤 優希1、大島 美礼1、古田 優1、川嶋広貴1、小林 聡1、奥村 健一朗1、片岡 淳3、皆川 遼太郎3、寺澤 慎祐4、塩田 諭4 (1.金沢大学、2.東北大学、3.早大理工、4.プロテリアル)
学生講演 奨励賞
受賞者: 該当なし
学生ポスター 最優秀賞(1件)
受賞者: 高橋 玲央 (都立大)
受賞対象: [18p-P01-15] PHITSによるポリエチレンコンバータとBeOセラミックス板を用いた高速中性子測定法の検討
〇高橋 玲央1、松本 真之介1、田中 浩基2、若林 源一郎3、川根 充貴1、眞正 浄光1 (1.都立大、2.京都大、3.近畿大)
学生ポスター 奨励賞(1件)
受賞者: 大島 美礼(金沢大)
受賞対象: [18p-P01-17] 動態イメージングに向けた1024ch 2次元MPPC based PC-CTシステムの開発と性能評価
大島 美礼1、有元 誠1、供田 崇弘1、Fitri Lucyana1、古田 優1、片岡 淳2、皆川 遼太郎2、寺澤慎祐3、塩田 諭3 (1.金沢大、2.早稲田大、3.プロテリアル)
選考過程
2024年9月の2024年秋季学術講演会における分科会会員である学生の発表に対し、審査を行った。選考委員会 委員は以下の5名であった:黒澤俊介(東北大、委員長・放射線分科会 副幹事長)、 豊川秀訓(幹事長、高輝度セ)、加瀬裕貴(静岡大、庶務担当幹事)、村上力輝斗(東北大、庶務幹事)、板津英輔(セイコー・EG&G、庶務幹事)。なお、選考委員が共著となっている発表に関しては、評価には関わっていない。選考委員会の報告を受けて幹事長が対象者を決定した。
令和7年度「近畿大学原子炉等利用共同研究」課題募集のご案内
1.趣旨
近畿大学には熱出力1Wの教育研究用原子炉があります。
この原子炉を利用した照射・実験及びこれらに関連する共同研究を推進する計画を募集します。
2.申請資格
国・公・私立大学、国・公立研究機関及び独立行政法人機関の教員・研究者又はこれに準ずる者
3.募集要項
次のURLにアクセスして、募集要項等をご確認ください。
・募集要項等
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/guide/external-use/
・近畿大学原子力研究所のホームページ
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/
4.申請期限
令和6年 12 月 20 日(金)〔期限厳守〕
・本件に関する問い合わせ先
近畿大学原子力研究所管理室(genken@itp.kindai.ac.jp)
開催報告:2024年度 第1回 医療放射線技術研究会 「放射線医療分野におけるデータサイエンス」
本会は、放射線物理の医療応用について情報交換することを目的としており、今回のテーマは「放射線医療分野におけるデータサイエンス」とした。
本会はこれまで年2回夏冬の時期で、首都圏の東京都立大で開催していた。開催地を理由に参加できていなかった方々や、新しい分野の研究者・医療人との交流の機会を設けるため、初めて大阪大学で開催した。データサイエンスは、数学/統計学/計算機科学/人工知能(AI)等を横断的に活用して膨大なデータから有益な知見を導き出す学問である。一方で、応用物理学会学術講演会の大分類「放射線」に属する発表では、こういった発表はそれほど多くなかった。そこで放射線分野の特徴的技術であるモンテカルロシミュレーションと、AIを駆使した医療データ・画像処理技術などを結びつけるような議論が出来ないかと考え、それらに焦点を当ててバランスよく情報を収集できるような会を企画した。会前半の3名は主に物理系の先生方、後半の3名は主に医用画像を専門とする先生方にご講演をお願いしてプログラムを構成した。質疑応答では活発な意見交換がなされ、盛会のうちに終了することが出来た。現地参加者は若手・中堅の方が多く、オンライン参加者も担当幹事の面識のある方々の範囲内ではあるが、若手・中堅の方が多い傾向にあった。
【開催日】2024年 7月 6日(土)
【開催形態】現地&オンラインのハイブリッド開催
※質疑は現地優先。オンラインはチャットでのみ質問可
【現地会場】大阪大学医学部保健学科棟(吹田キャンパス)第1講義室
【共 催】
- 応用物理学会放射線分科会医療放射線技術研究会
- 次世代のがんプロフェッショナル養成プラン
「地域に生き未来に繋ぐ高度がん医療人の養成」(大阪大学拠点代表)
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻「高度医学物理士養成コース」
JBMP認定医学物理教育コース)
【備 考】
- 応用物理学会将来基金からの開催補助有り(2. 中堅・若手会員向け支援事業)
- 現地参加者のみ、医学物理士認定機構の業績評価点の対象として出席証明書を発行(認定番号:JBMP-2024-F-01,認定コード:F1/F2)
【参加者】113名(現地・オンライン・講師・幹事等を含む)
【世話人】
- 西尾禎治(大阪大学), 眞正浄光(東京都立大学),歳藤利行(名古屋市立大学),田久創大(QST量医研), 松本真之介(東京都立大学)、勝木翔平(大阪大学)
プログラム】(簡略版)
13:00-13:05 | 開会の辞:西尾 禎治(大阪大学) |
13:05-13:45 | 講演1「PHITSの概要とその医学物理応用~データサイエンスとの接点を探して~」 講師:佐藤 達彦 先生(大阪大学・RCNP、原子力機構) |
13:45-14:25 | 講演2「Geant4/PTSIMの紹介と完全モンテカルロシミュレーションの役割」 講師:阿蘇 司 先生(富山高等専門学校) |
14:25-15:05 | 講演3「診断分野の医療データサイエンス」 講師:古徳 純一 先生(帝京大学) |
15:20-16:00 | 講演4「生成AIの最新動向と新しい活用」 講師:永田 毅 先生(明治学院大学) |
16:00-16:40 | 講演5「日本の医用画像データで医療AI/創薬AI革新を起こす」 Changhee Han (カリス) 先生(カリスト株式会社) |
16:40-17:20 | 講演6「AIと切り拓く未来のマルチモーダル診療」 講師:土井 健太郎 先生(医薬基盤・健康・栄養研究所) |
17:20-17:25 | 閉会の辞:豊川 秀訓(高輝度光科学研究センター、放射線分科会幹事長) |