ニュース News
-
お知らせ
2024年度第2回医療放射線技術研究会のご案内 – 2025.1.11
→
2024年度第2回医療放射線技術研究会を、1月11日(土)に下記の通り開催いたします。
https://drive.google.com/file/d/1Kw9v4RaogprmIr-QusJ11rbkgh51WypJ/view?usp=sharing
今回のテーマは、「核医学治療への応用物理学的アプローチ」です。
ご参加いただければ幸いです。本企画は、以下の共催企画です。
・応用物理学会放射線分科会
・東京都立大学大学院人間健康科学研究科放射線科学域医学物理士コース医学物理士認定機構の業績評価点の対象(コードF2単位数3)として
出席証明書を例年発行しており、今回も発行予定です。(申請中)【開催日】2025年1月11日(土)12:30 – 17:20
【開催形態】現地開催のみ
【現地会場】東京都立大学荒川キャンパス 大視聴覚室
〒116-0012 東京都荒川区東尾久7丁目2-10
【参加費】無料
【定 員】100名程度(予定)
【申 込】必要
● 締切:2025年1月7日(火)正午
● 申込フォーム: https://forms.gle/SvM2Na5x6e87nxJo9
完了後、確認メールが記入したメールアドレスに届きます。
お問合せ先: 松本:matsumoto.shinnosuke●tmu.ac.jp
& 田久:takyu.soudai●qst.go.jp
(メールを送信される場合は●を@に変換してください)【世話人】
● 眞正浄光(東京都立大学),歳藤利行(名古屋市立大学),
田久創大(QST量医研),松本真之介(東京都立大学)【プログラム概要】
講演1: 核医学治療の変遷と未来:基礎から臨床応用までの歩みと展望
名古屋大学 西井 龍一 先生
講演2: 標的α線治療の現状
大阪大学 渡部 直史 先生
講演3: α線イメージングによるDosimetry
福島県立医科大学 右近 直之 先生
講演4: RI内用薬の人体内直接撮像によるラジオセラノスティクスの研究(仮)
北里大学・京都大学 谷森 達 先生
講演5: 個別化治療に向けた治療用核種の測定法開発
名古屋大学 中西 恒平 先生 -
お知らせ
「次世代PET研究会2025」開催のご案内 – 2025.1.25
→
「次世代PET研究会2025」開催のご案内
「次世代PET研究会2025」
後援:放射線分科会(予定)
2025年1月25日(土)14:00-17:00
(17:00-18:30 ポスター発表・機器展示を兼ねた意見交換会あり)
・ベルサール八重洲 3F 会議室Room 4+5
・参加費無料 (要事前登録。意見交換会は会費制)
https://www.qst.go.jp/site/iqms/event250125.html[特別講演]
アカデミアの研究成果の社会実装に向けた産学連携とその戦略
~シンチレータや機能性結晶を例に~
吉川 彰 東北大学金属材料研究所教授核医学への多様なニーズやそれに応える物理工学・画像工学研究について議論します。
試作装置の展示も予定しています。
多くのみなさまのご参加をお待ち申し上げます。事務局:QSTイメージング物理研究グループ/核医学診断・治療研究グループ
jpet@qst.go.jp -
お知らせ
2024年秋季学術講演会放射線分科会学生講演賞・学生ポスター賞の選考結果
→
2024年秋季学術講演会放射線分科会学生講演賞・学生ポスター賞の選考結果
2024年秋季学術講演会放射線分科会学生講演賞、学生ポスター賞の選考委員会を2024年10月25日にオンラインで開催し、それぞれ9件のエントリーから以下の通り受賞者を決定しましたのでご報告申し上げます。
学生講演 最優秀賞(1件)
受賞者: 供田 崇弘 (金沢大学)
受賞対象: [17a-D62-5] 肝疾患評価を目指したフォトンカウンティングCTによる脂肪肝ラットの生体外イメージング
〇供田 崇弘1、有元 誠1、佐藤 大地2、Fitri Lucyana1、伊藤 優希1、大島 美礼1、古田 優1、川嶋広貴1、小林 聡1、奥村 健一朗1、片岡 淳3、皆川 遼太郎3、寺澤 慎祐4、塩田 諭4 (1.金沢大学、2.東北大学、3.早大理工、4.プロテリアル)学生講演 奨励賞
受賞者: 該当なし学生ポスター 最優秀賞(1件)
受賞者: 高橋 玲央 (都立大)
受賞対象: [18p-P01-15] PHITSによるポリエチレンコンバータとBeOセラミックス板を用いた高速中性子測定法の検討
〇高橋 玲央1、松本 真之介1、田中 浩基2、若林 源一郎3、川根 充貴1、眞正 浄光1 (1.都立大、2.京都大、3.近畿大)学生ポスター 奨励賞(1件)
受賞者: 大島 美礼(金沢大)
受賞対象: [18p-P01-17] 動態イメージングに向けた1024ch 2次元MPPC based PC-CTシステムの開発と性能評価
大島 美礼1、有元 誠1、供田 崇弘1、Fitri Lucyana1、古田 優1、片岡 淳2、皆川 遼太郎2、寺澤慎祐3、塩田 諭3 (1.金沢大、2.早稲田大、3.プロテリアル)選考過程
2024年9月の2024年秋季学術講演会における分科会会員である学生の発表に対し、審査を行った。選考委員会 委員は以下の5名であった:黒澤俊介(東北大、委員長・放射線分科会 副幹事長)、 豊川秀訓(幹事長、高輝度セ)、加瀬裕貴(静岡大、庶務担当幹事)、村上力輝斗(東北大、庶務幹事)、板津英輔(セイコー・EG&G、庶務幹事)。なお、選考委員が共著となっている発表に関しては、評価には関わっていない。選考委員会の報告を受けて幹事長が対象者を決定した。 -
お知らせ
令和7年度「近畿大学原子炉等利用共同研究」課題募集のご案内
→
令和7年度「近畿大学原子炉等利用共同研究」課題募集のご案内
1.趣旨
近畿大学には熱出力1Wの教育研究用原子炉があります。
この原子炉を利用した照射・実験及びこれらに関連する共同研究を推進する計画を募集します。2.申請資格
国・公・私立大学、国・公立研究機関及び独立行政法人機関の教員・研究者又はこれに準ずる者3.募集要項
次のURLにアクセスして、募集要項等をご確認ください。・募集要項等
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/guide/external-use/・近畿大学原子力研究所のホームページ
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/4.申請期限
令和6年 12 月 20 日(金)〔期限厳守〕・本件に関する問い合わせ先
近畿大学原子力研究所管理室(genken@itp.kindai.ac.jp) -
お知らせ
開催報告:2024年度 第1回 医療放射線技術研究会 – 2024.7.6
→
開催報告:2024年度 第1回 医療放射線技術研究会 「放射線医療分野におけるデータサイエンス」
本会は、放射線物理の医療応用について情報交換することを目的としており、今回のテーマは「放射線医療分野におけるデータサイエンス」とした。
本会はこれまで年2回夏冬の時期で、首都圏の東京都立大で開催していた。開催地を理由に参加できていなかった方々や、新しい分野の研究者・医療人との交流の機会を設けるため、初めて大阪大学で開催した。データサイエンスは、数学/統計学/計算機科学/人工知能(AI)等を横断的に活用して膨大なデータから有益な知見を導き出す学問である。一方で、応用物理学会学術講演会の大分類「放射線」に属する発表では、こういった発表はそれほど多くなかった。そこで放射線分野の特徴的技術であるモンテカルロシミュレーションと、AIを駆使した医療データ・画像処理技術などを結びつけるような議論が出来ないかと考え、それらに焦点を当ててバランスよく情報を収集できるような会を企画した。会前半の3名は主に物理系の先生方、後半の3名は主に医用画像を専門とする先生方にご講演をお願いしてプログラムを構成した。質疑応答では活発な意見交換がなされ、盛会のうちに終了することが出来た。現地参加者は若手・中堅の方が多く、オンライン参加者も担当幹事の面識のある方々の範囲内ではあるが、若手・中堅の方が多い傾向にあった。
【開催日】2024年 7月 6日(土)
【開催形態】現地&オンラインのハイブリッド開催
※質疑は現地優先。オンラインはチャットでのみ質問可
【現地会場】大阪大学医学部保健学科棟(吹田キャンパス)第1講義室【共 催】
- 応用物理学会放射線分科会医療放射線技術研究会
- 次世代のがんプロフェッショナル養成プラン
「地域に生き未来に繋ぐ高度がん医療人の養成」(大阪大学拠点代表)
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻「高度医学物理士養成コース」
JBMP認定医学物理教育コース)【備 考】
- 応用物理学会将来基金からの開催補助有り(2. 中堅・若手会員向け支援事業)
- 現地参加者のみ、医学物理士認定機構の業績評価点の対象として出席証明書を発行(認定番号:JBMP-2024-F-01,認定コード:F1/F2)
【参加者】113名(現地・オンライン・講師・幹事等を含む)
【世話人】
- 西尾禎治(大阪大学), 眞正浄光(東京都立大学),歳藤利行(名古屋市立大学),田久創大(QST量医研), 松本真之介(東京都立大学)、勝木翔平(大阪大学)
プログラム】(簡略版)
13:00-13:05 開会の辞:西尾 禎治(大阪大学) 13:05-13:45 講演1「PHITSの概要とその医学物理応用~データサイエンスとの接点を探して~」
講師:佐藤 達彦 先生(大阪大学・RCNP、原子力機構)13:45-14:25 講演2「Geant4/PTSIMの紹介と完全モンテカルロシミュレーションの役割」
講師:阿蘇 司 先生(富山高等専門学校)14:25-15:05 講演3「診断分野の医療データサイエンス」
講師:古徳 純一 先生(帝京大学)15:20-16:00 講演4「生成AIの最新動向と新しい活用」
講師:永田 毅 先生(明治学院大学)16:00-16:40 講演5「日本の医用画像データで医療AI/創薬AI革新を起こす」
Changhee Han (カリス) 先生(カリスト株式会社)16:40-17:20 講演6「AIと切り拓く未来のマルチモーダル診療」
講師:土井 健太郎 先生(医薬基盤・健康・栄養研究所)17:20-17:25 閉会の辞:豊川 秀訓(高輝度光科学研究センター、放射線分科会幹事長) - 応用物理学会放射線分科会医療放射線技術研究会
-
お知らせ
「次世代放射線シンポジウム2024・第36回放射線夏の学校」実施報告 – 2024.8.16-18
→
「次世代放射線シンポジウム2024・第36回放射線夏の学校」実施報告
現地実行委員長 納冨昭弘(九州大学)
2024年8月16日〜18日に、福岡の志賀島で「次世代放射線シンポジウム2024・第36回放射線夏の学校」を実施いたしましたので、報告いたします。休暇村志賀島での実施は、18年前の第18回放射線夏の学校以来、18年ぶりの開催となりました。ここ数年、コロナの影響などで、Web開催や変則的な開催が続きましたが、今年度は久々に2泊3日の現地合宿の対面形式で計画しました。ところが、開催の直前に台風7号が東日本に急接近したため、初日の8/16に関東地方の空港を発着する飛行機が運休になることが危惧され、東海道新幹線は東京〜名古屋間を計画運休することがアナウンスされたため、東日本の参加者の九州移動ができなくなる可能性が浮上し、複数の参加者から、Webと対面のハイブリッド開催を要望するメールが寄せられました。そこで、8/15に急遽、Zoomのアカウントを設定し、参加者にメールで連絡して、ハイブリッド開催の準備を行いました。蓋をあけてみると、予想に反して飛行機もそれなりに運航され、参加予定74名の内、宿泊をキャンセルされた方は4名のみにとどまり、現地参加人数は70名となりました。宿泊をキャンセルされた4名のうち、3名の方はZoomで参加され、講義や発表を行ってくださったので、最終的な参加者は73名となり、盛会のうちに夏の学校を終えることができました。
今回の夏の学校は、開催地の志賀島が金印の発掘地であることにちなんで、「放射線の考古学利用」をテーマとして、講義を企画しました。名古屋大学の森島先生には、ミューオンを用いたピラミッド内部構造のイメージング考古学に関するたいへん興味深いご講演を頂きました。東京大学の松崎先生には、タンデム加速器を用いた炭素14の質量分析による年代測定について、基礎から応用まで詳細にお話頂きました。橿原考古学研究所の河崎先生には、文化財保護の現場で放射線を用いた分析手法が重要な役割を果たしていることを丁寧にご説明頂きました。また、SAGA-LSの廣沢先生には、放射光の産業利用や、X線蛍光分析による古磁器の産地同定、杉の品種改良への応用まで幅広い話題をご講義頂きました。
また、今回は夏の学校の一部として、共催学会である日本医学物理学会の公開市民講座が行われました。「医学物理学のすすめ」(筑波大・榮先生)、「物理工学が実現するマルチイオン治療」(QST・田中先生)、「XRの医療放射線分野への活用」(九大・藤淵先生)の3つの講演が行われ、いずれも医学物理に関する興味深い内容で学生さん達が熱心に聞いていたのが印象的でした。
今回は、久しぶりのフル開催となったので、かつての様な懇親会が復活し、夕食後、二晩にわたって、宿のはからいで大広間において盛大に飲み会を行うことができました。大いに盛り上がったため、宴会用に用意した飲み物が足りず、一晩で二晩分の量を飲み干してしまいました。そのため、二日目の自由時間に慌てて追加の買い出しに出かけましたが、それも完全に飲み尽くしてしまいました。懇親会の際には、研究室自己紹介やポスター賞の表彰式も行いました。講師の先生、教員、企業参加者、学生が入り乱れ、時には大広間に貼られたポスターの内容について議論するなどして、充分に懇親と交流が深められたと存じます。宴会は、深夜まで続き、大広間での飲み会がお開きになった後も、2次会を続けた部屋もあったようです。
以上、今回の放射線夏の学校について、簡単に報告いたしました。閉会式では、東京大の島添先生から、来年度は鎌倉で開催を計画している旨のアナウンスがあり、来年の再会を祈って、3日間の夏の学校を終了しました。今回、現地委員として準備をさせて頂きましたが、いろいろと不行き届きな点があったことが反省されます。それでも、一応、成功裏に終えられたのは、夏の学校WGの方々をはじめ皆様の御協力のおかげであります。この場を借りて、感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
次世代シンポジウム2024ホームページ -
お知らせ
第31回「放射線賞」および「放射線奨励賞」公募のお知らせ – 締切2024.12.27
→
応用物理学会放射線分科会では、放射線の基礎および応用の研究に関する優秀な論文を表彰の対象とし、その著者に対して「放射線賞」を、また新進の若手研究者に対して「放射線奨励賞」を贈呈しております。つきましては、第31回「放射線賞」および「放射線奨励賞」の候補者を下記の要領で公募いたしますので、自薦、他薦を問わず、多くの方々からの応募を期待いたします。
募集要項
- 受賞者の資格
「放射線賞」:応用物理学会放射線分科会の会員とする。
「放射線奨励賞」:受賞者は放射線分科会会員とし、原則として公募開始日以降の4月1日の時点で40歳以下のものが受賞対象となる。なお、産前・産後休暇や育児休業の期間があり、その期間を除くことで40歳未満に相当する場合は有資格者とする。 - 表彰対象論文
「放射線賞」:放射線に関する研究の進展または技術の向上に多大な貢献をした成果で、原則として過去10年間に学術論文誌に論文として公表され、その内容を応用物理学会春季/秋季学術講演会にて発表したものを対象とする。受賞者は公募に応じた自薦および他薦の候補者から、応用物理学会 放射線分科会に継続的に貢献を行ってきた者を優先的に選考する。
「放射線奨励賞」:表彰の対象は放射線に関する独創的研究で、将来の研究の進展または技術の向上が期待される成果で、原則として過去3年間に学術論文誌に論文として公表され、その内容を応用物理学会春季/秋季学術講演会にて発表したものを対象とする。受賞者は公募に応じた自薦および他薦の候補者から選考する。
ただし、すでに公に顕著な賞を受けた業績については表彰対象としない。 - 件数
原則「放射線賞」、「放射線奨励賞」各々1件以内とする。 - 賞
表彰は賞状および盾の授与とする。 - 提出書類(いずれもpdfファイルで提出)
1)推薦書の電子ファイル(PDF)(推薦書には次の事項を記載する)
(1)業績の名称(業績の内容に相応しい簡潔な表題を記載する)
(2)受賞候補者(および研究協力者、研究指導者)全員の氏名と勤務先(または自宅住所、電話番号等)
(3)表彰候補論文名(タイトル、著者、雑誌名、巻、号、頁、年)
(4)応用物理学会春季/秋季学術講演会における表彰候補論文に関する発表実績
(5)推薦文(候補業績の特徴、優れた点などを600字程度でわかりやすく記述する)
(6)推薦者の氏名、勤務先、所在地、電話番号など(または自宅住所、電話番号等)
2)対象論文の電子ファイル
3)1)(3)に示した表彰候補論文以外に関連論文がある場合は、それらの電子ファイル(PDF) - 書類提出期限
2024 年12 月 27日 (金) 17:00 必着 - 書類提出先
電子メールで下記アドレスに送付すること。
(公社)応用物理学会 放射線分科会 放射線賞選考委員会 houshasenshou@jsap.or.jp - 授賞式
2025年「応用物理学会秋季学術講演会」期間中に行う。
なお、受賞者には記念講演、 ならびに、「放射線」での解説論文の投稿を必須とする。 - 放射線賞の規定については、下記URLを参照のこと。
https://radiation.jsap.or.jp/abouts/radiation-prize/
- 受賞者の資格
-
お知らせ
ホームページリニューアルのご報告 – 2024.10.1
→
日頃より応用物理学会放射線分科会の活動に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。この度、ホームページを全面的にリニューアルしました。より使いやすいホームページとなるように、デザインとページの構成を見直し、新規機能を追加しています。これまで以上に、分科会会員及び放射線に関わる多くの皆さまに、有益な情報をお伝えできるように努めて参ります。
放射線分科会は、前身の放射線懇談会として1959年に連絡誌「放射線ニュース」を発行するなどの活動の後、1972年に初代幹事長森内和之先生 (電総研) のもと正式に発足した、応用物理学会のなかでも歴史のある分科会です。会誌「放射線」の創刊当時 (1974年) を振り返ると「放射線物理」の重要性が説かれてます。放射線と物質 (特に最新の機能材料) との相互作用の解明は、放射線計測としての応用を支える根幹であり、放射線分科会の「放射線物理」について総合的に深く議論できる事実上国内唯一の学術団体としての役割は現在も引き継がれてます。分科会発足から半世紀が経ち、その間、放射線応用は目覚ましい発展を遂げ、春秋の学術講演会でのテーマは、理工学、医学、生物学、農学、地質・鉱物学、考古学、水利・探査等に広がってます。放射線を利用する学協会としては、目的に特化した○○放射線学会・研究会も多く発足していますが、これらの分野の研究者・技術者が一堂に会して総合的に討論する講演会を開催し、相互の発展に貢献することも、応用物理学会に属する放射線分科会だからこそ出来る重要な役割です。
社会・環境・経済の課題が山積する今日、人々のクオリティオブライフの向上を目指すうえで、放射線の果たす役割は益々重要になってきています。次の半世紀を見据え、放射線分科会で築き上げてきた様々な研究成果や技術をさらに進歩させ、持続可能な社会の実現に積極的に貢献していく所存です。放射線分科会の最重要行事の一つとして、学生・院生等若手研究者が最先端の研究者と交流を持ち、放射線分野の将来を担う人材育成を目的として、毎年夏に2泊3日の合宿で次世代放射線シンポジウムを開催してます。分科会活動全般についてホームページをわかりやすく配信していきますので、多くの学生・研究者・技術者の諸行事へのご参加をお待ちしてます。
応用物理学会放射線分科会幹事長
豊川秀訓(高輝度光科学研究センター) -
イベント
第18回「放射線計測フォーラム福島」開催のお知らせ – 2024.11.15
→
下記のとおり第18回「放射線計測フォーラム福島」の開催についてお知らせいたします。
記
1. 開催日時:令和6年11月15日(金)13時30分から
2. 開催場所:京都大学東京オフィス 東京都千代田区丸の内1-5-1
新丸の内ビルディング10階
3. 主催:一般財団法人 総合研究奨励会「放射線科学とその応用」研究会共催:国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 廃炉環境国際共同研究センター
4. 講演スケジュール
・開会のあいさつ
神野 郁夫(JAEA/元・京都大学)13:30-13:40
・福島第一原子力発電所の線量調査と解析
石川 晃大(アトックス)13:40-14:20
・観測した空間線量値から放射線源を逆推定する機械学習技術の研究開発
山田 進(JAEA)14:20-15:00
・福島第一原子力発電所の廃炉における放射線計測技術 現状と今後
桜木 洋一(東京電力)15:00-15:40
・福島第一原子力発電所周辺の航空機モニタリングについて
普天間 章(JAEA)16:00-16:40
・GPS連動型放射線計測システムKURAMAの現状と今後
谷垣 実(京都大学)16:40-17:20
・閉会のあいさつ
高橋 浩之(東京大学)17:20-17:305. 過去のフォーラムについて:https://clads.jaea.go.jp/jp/hrd/rmf.html
6. 意見交換会:フォーラム終了後に開催(会費5000円程度)
7. 参加申し込み:下記問合せ先までメールにて申し込みください。
意見交換会への参加の有無もご連絡ください。JAEA放射線デジタルグループ 寺阪(terasaka.yuta@jaea.go.jp)
【締切】令和6年11月8日 -
お知らせ
[第30回放射線賞受賞記念講演] 「核医学応用物理」の実践:革新的PET装置のBench-to-Clinical研究 – 山谷 泰賀先生(量子科学技術研究開発機構)
→
2024年9月18日、第85回応用物理学会学術講演会に於きまして、山谷 泰賀先生(量子科学技術研究開発機構)の第30回放射線賞受賞記念講演が行われ、賞状及び盾が授与されました。
受賞業績名:「核医学応用物理」の実践:革新的PET装置のBench-to-Clinical研究
-
イベント
「未来PET創造研究ユニット中間報告 Bench to Clinicalシンポジウム」のご案内 – 2024.10.4
→
本会が後援する核医学物理に関するシンポジウムのお知らせです。
「未来PET創造研究ユニット中間報告 Bench to Clinicalシンポジウム」
・日時:2024年10月4日(金)14:00-17:00 (17:00-19:00意見交換会あり)
・場所:量子科学技術研究開発機構(QST)千葉 重粒子治療推進棟2F大会議室
・参加費無料 (要事前登録)詳細はこちら:
https://www.qst.go.jp/site/iqms/event241004.html事務局:QST未来PET創造研究ユニット
<jpet@qst.go.jp> -
イベント
SMART2024 (Scintillator for Medical, Astroparticle and environmental Radiation Technologies)開催のご案内 – 2024.10.15-17
→
この研究会は、シンチレーターを中心とした放射線検出器の開発と応用について、幅広い分野の研究者が開発のシーズとニーズを共有し、研究を加速しようという目的で始まった研究会です。合宿形式でじっくりと深い議論を行いたいと思います。
医学・素粒子原子核・宇宙科学・環境放射線・検出器開発・デバイスなど幅広い分野の方の参加をお待ち申し上げています。SMART2024実行委員長 伏見賢一
日時 2024年10月15日(火)13:30~10月17日(木)12:00
場所 伊東温泉 ホテル暖香園(静岡県伊東市)
講演申込締め切り 2024年8月23日(金)
参加登録締め切り 2024年8月30日(金)
宿泊費 12,000円(1泊2食付)
参加費 5,000円
フリーディスカッションを15日と16日の夕方に開催します。参加される方は、軽食代としてスタッフ1,000円/日、学生500円/日を徴収します。下記サイトより参加登録をお願いします。今回から口頭講演(講演時間20~30分程度)を募集します。講演申し込みの締切は8月23日(金)です。
https://smart20170.wixsite.com/smart2024SMART2024実行委員
委員長: 伏見賢一(徳島大学)
委員: 飯田崇史(筑波大学)、石徹白晃治(東北大学)、加賀谷美佳(仙台高専)、丸藤(寺島)亜寿紗(東北大学)、黒澤俊介(東北大学)、田久創大(QST)
、細川佳志(東京大学)
(五十音順)
主催: SMART2024実行委員会
後援: 応用物理学会放射線分科会(予定) -
お知らせ
放射線分科会誌「放射線」の創刊50周年記念号のお知らせ
→
放射線分科会誌「放射線」の創刊50周年記念号を発行いたしました。
詳しくはこちら -
お知らせ
放射線分科会誌「放射線」のオープンアクセス化と公開済み記事のフリー公開のご連絡
→
放射線分科会誌「放射線」をオープンアクセス誌として公開いたします。
これにより、これまで放射線分科会のホームページでのみ公開されていた「放射線」が、J-Stage にも登録され、より幅広いアクセスが可能となります。オープンアクセスとして今後、公開する記事にはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス・バージョン4.0(CCライセンス)の「CC BY」ライセンスの下、オープンアクセス記事として公開されます。このライセンスは、利用者が本誌に掲載された論文を適切なクレジットとライセンスへのリンクを提供すれば無償かつ出版者や著者の事前承諾を得ることなく2次利用することを許可するものです。詳しくは以下のwebサイトをご参照ください。
※ CCライセンスとは・二次利用について:https://creativecommons.jp/licenses/
※「CC BY 4.0」について:https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.jaまた、「放射線」第1巻~第49巻No.3までの記事はフリー公開いたします。フリー公開された記事は誰でも無料で閲覧することができますが、2次利用をする場合には著作権者の許諾が必要となります。
つきましては、「放射線」第1巻~第49巻No.3に記事をご執筆いただきました執筆者の皆様には、記事のフリー公開化をご了承いただきたくお願い申し上げます。ご了承いただけない場合は、2024年10月31日までに下記連絡先までご連絡をお願いいたします。
よろしくお願い申し上げます。連絡先 羽倉尚人(東京都市大学):nhagura(at)tcu.ac.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい。 -
イベント
次世代放射線シンポジウム2024 (第36回放射線夏の学校) 開催のお知らせ
→
応用物理学会放射線分科会が主催いたします次世代放射線シンポジウム(放射線夏の学校)は、今年で36回目の実施となります。若手の研究者の育成を目的に、放射線・放射能計測の基礎的な話から応用分野まで幅広くご講演いただくほか、若手研究者による発表が行われます。今年は、「金印」発掘地の志賀島開催にちなんで「考古学研究における放射線利用」をテーマのひとつとしております。 なお、初日の講演の一部は日本医学物理学会(共催)の市民公開講座として実施されます。
皆様お誘い合わせの上、奮って現地参加をよろしくお願い致します。開催日:2024年 8月 16日(金) – 18日(日)
場所:休暇村志賀島 (〒811-0325 福岡県福岡市東区勝馬1803-1)
参加費:一般(会員)|40,000円、一般(非会員)|50,000円、学生(会員)|15,000円、学生(非会員)|25,000円
主催:公益社団法人 応用物理学会 放射線分科会
共催:一般社団法人 日本原子力学会 放射線工学部会、公益社団法人 日本医学物理学会
協力:公益社団法人 日本アイソトープ協会 若手ユーザ活性化専門委員会(予定)
後援:一般財団法人 総合研究奨励会「放射線科学とその応用」研究会(予定)詳しくは下記を御覧ください。
次世代放射線シンポジウム2024 webページ
放射線分科会についてAbout
本放射線分科会は放射線およびその発生・利用に関する研究の推進と技術の向上をはかることを目的として、1972年に発足しました。本分科会の対象とする研究分野は、応用物理学的側面からとらえるならば、理工学、医学、生物学、農学、地質・鉱物学、考古学、水利・探査等の広範囲にわたっています。本分科会では、その活動の主たる中心を会誌「放射線」の発行におき、さらに、定期的に開催される講演会・研究会を通じて、これらの研究成果および最新の情報を常に会員に提供して参りました。
幹事長挨拶Greeting
ホームページのリニューアルに寄せて
2024年10月1日
応用物理学会放射線分科会幹事長
豊川秀訓(高輝度光科学研究センター)
日頃より応用物理学会放射線分科会の活動に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。この度、ホームページを全面的にリニューアルしました。より使いやすいホームページとなるように、デザインとページの構成を見直し、新規機能を追加しています。これまで以上に、分科会会員及び放射線に関わる多くの皆さまに、有益な情報をお伝えできるように努めて参ります。
放射線分科会は、前身の放射線懇談会として1959年に連絡誌「放射線ニュース」を発行するなどの活動の後、1972年に初代幹事長森内和之先生 (電総研) のもと正式に発足した、応用物理学会のなかでも歴史のある分科会です。会誌「放射線」の創刊当時 (1974年) を振り返ると「放射線物理」の重要性が説かれてます。放射線と物質 (特に最新の機能材料) との相互作用の解明は、放射線計測としての応用を支える根幹であり、放射線分科会の「放射線物理」について総合的に深く議論できる事実上国内唯一の学術団体としての役割は現在も引き継がれてます。分科会発足から半世紀が経ち、その間、放射線応用は目覚ましい発展を遂げ、春秋の学術講演会でのテーマは、理工学、医学、生物学、農学、地質・鉱物学、考古学、水利・探査等に広がってます。放射線を利用する学協会としては、目的に特化した○○放射線学会・研究会も多く発足していますが、これらの分野の研究者・技術者が一堂に会して総合的に討論する講演会を開催し、相互の発展に貢献することも、応用物理学会に属する放射線分科会だからこそ出来る重要な役割です。
社会・環境・経済の課題が山積する今日、人々のクオリティオブライフの向上を目指すうえで、放射線の果たす役割は益々重要になってきています。次の半世紀を見据え、放射線分科会で築き上げてきた様々な研究成果や技術をさらに進歩させ、持続可能な社会の実現に積極的に貢献していく所存です。放射線分科会の最重要行事の一つとして、学生・院生等若手研究者が最先端の研究者と交流を持ち、放射線分野の将来を担う人材育成を目的として、毎年夏に2泊3日の合宿で次世代放射線シンポジウムを開催してます。分科会活動全般についてホームページをわかりやすく配信していきますので、多くの学生・研究者・技術者の諸行事へのご参加をお待ちしてます。